事故の症状

むちうちは、交通事故の代表例としてよく聞きますが、実際にどんな状態を指すのか、知らない方も少なくありません。 首の痛みが出てくるのはもちろん、肩や背中、腰の痛み、耳鳴り、吐き気、めまいといった不調もむち打ちにみられます。 これは骨格のわずかなズレからなる神経の圧迫や血液循環・代謝の低下により、引き起こされます。 頚椎からのびる神経は手や腕にも繋がっているため、手のしびれが出ることもあり、日常生活にも支障が出てきます。 むちうちのやっかいなところは、改善したように思えても実は潜んでいることがあるということです。 季節の変わり目や低気圧の接近、気温の変化などでむち打ちならでは症状が発現することがあり、時間をかけて経過をみていくことが大切です。

気付かないうちに悪化する。

交通事故直後は、心身ともに興奮状態となり、うまく痛みを感じていない可能性があります。 ただ感じていないだけであって症状は発生していますので早めに治療することがが大切です。

事故当日に痛みが無くても、翌日時間が経ってから起こる痛み。

事故当日は身体が緊張して痛みに気付きにくい傾向があります。特にむち打ちなどは痛みが出るまでに時間差があることが多く、痛みが出た頃には状態が悪くなっていることがあります。 事故に遭ってすぐは痛みが無くても、出来るだけ早く治療を始めることで、後遺症を残すリスクを軽減できます。

薬に頼るリスク

少し痛む程度だからと薬局などで市販の痛み止めを服用すると、むち打ちなどの苦痛を緩和できますが、効果は継続的ではありません。薬で身体を騙していては、その間も炎症はどんどん進行し、気付けば更に酷い痛みになったり最悪の場合、後遺症になってしまう可能性もあります。

保険が適用にならない場合も…

事故に遭った日からあまりにも期間が開いてしまうと、痛みが続いていても事故が原因だと認められず、自賠責保険が適用にならないケースがあります。そうなった場合の治療費は自己負担となってしまいます。だからこそ痛みが少なくても、無症状であっても、まずは専門家に相談しましょう。